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1.問題解決入門 (9).突然の不可抗力的な障害

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協力会社(A社)の建築現場で事故が発生して、安全記録が達成できなくなった元請け会社である       ゼネコンの現場所長のケース。

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その協力会社は工事実績があり、これまで安全上の問題がなかったのであれば、A社への工事発注      という入力自体は原因とは考えられない。

どのような活動をしているかというプロセスを検討してみる。                                「整理整頓がよくない」というのが目に見える行動であれば、「目に見える障害」になる。 しかし、見た      目には仲良く作業しているように見えるが、本当は作業者は臨時の寄せ集めの混成部隊のため「チー     ムワークが悪い」というかくれた事実があったとする。                                    さらに原因を追及していくと、作業現場は、「周囲の建物に隣接した狭い敷地で、非常に作業しにくい      場所であることがわかった。 これは混成部隊とともに制約条件にあたる。

ここまで事故原因を分析してみると、                                            ①.「整理整頓が悪い」 ・・・ 行動の事実                                         ②.「チームワークが悪い」 ・・・ ブラックボックスの推論                               ③.「混成部隊の作業員」 ・・・ 制約条件                                          ④.「周囲の建物に隣接した狭い敷地」 ・・・ 制約条件                                  ①.②.は直接的な原因、③.④.は間接的な原因と考えられる。

事故の直前に「地震が起きた」ため、足場がくずれたとすれば、これは作業者の責任ではない。         この障害は外部から不意に現れた「予期せぬ出来事で、「外乱」という。                        外乱は、外部から起こった不可抗力的障害だ。

同じ障害でも、プロセス内部で生じる障害は、いわば関係者の不具合、不手際、ミスによるもので        改善できるが、外乱は手に負えない。 しかし原因であることに違いはない。                     外乱はめったに発生しない。 最初から明らかに起きることがわかっていれば、外乱にはならず、        制約条件に入る。 制約条件というのは、入力の時点で存在する客観的事実を言うから。             最初には存在しないで、活動を開始してから、プロセスの途中で外部から不意に起こるのが外乱。

次は外乱の例。                                                          ⑤.冷夏のため冷房機器が大量に売れ残った。                                     ⑥.異常出水で工期が延びてしまった。                                            ⑦.交通ストのため出社できなくなってしまった。                                      ⑧.急に停電になり、製造ラインが乱れた。 

将来起きることを「予測」するすることと、「予知」することは異なる。                           客観的データをもとに統計的に推測したものが「予測」で、予想、予知は主観的判断であり、両者は       異なる。 計画を立てる場合は、予測は重要性をもつ。 輸出企業は、事業計画を立てる場合、一定      の幅で為替レートを予測する。 為替レートが予測した範囲内であれば、その予測の範囲は制約        条件と見ることができる。 しかし、当初の予測に反してその範囲を逸脱した場合は、一種の外乱と       みなすことができる。 

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