
問題は次の3つのタイプに分けることができる。
(1). すでに起きている問題 (見える問題) : 発生型
(2). 今より良くしたい問題 : 探索型
(3). この先どうするかという問題 : 設定型
1. 発生型問題
現状復帰の問題。 正常な状態、予定した状態を回復すべき問題。 どうなっているかという現状に着目した問題ということもできる。 監督レベルの問題領域。
発生型問題にはつぎの2つがある。
①. 逸脱問題 : あらかじめ定められた基準や規則からズレたという問題。
②. 未達問題 : 予定の目標や課題が達成されなかったという問題。
2. 探索型問題
・ 疑ってみるとか、探してみる問題。 ・ 現状よりもっと高い目標を持つ時に現れる問題。 したがって、問題意識がないと見えてこない。 ・ 今のところ順調だがもっと良くしたいという問題。
このタイプの問題は2つのタイプに分かれる。
①. 予測問題 : このままほっておけば起こるかもしれない問題。 問題の発生が少し先になるので、発生型問題のバリエーションとも言える。
②. 探索型問題 : ・ 気がつかないといつまでたっても現れない問題。 ・ どうなればよいかという目標を追求した問題で、過去から行なってきたこと を見直す問題。 ・ あらかじめ決められた目標との間にギャップはないが、より高い目標を 新たに設定したために意識的に作られたギャップを問題にしている。 ・ 生産性向上のため現状を見直し課題を設定することになる。
・ 現状がなぜこれ以上効果を生まないのか? 原因を追究する。 ・ 改善可能な問題を見つける作業を行なう。 1). 改善問題 : 欠点、短所をなくすためのもの。 2). 強化問題 : 長所を伸ばすためのもの。 ・ 部分最適でなく、全体最適の立場で考える必要がある。
3. 設定型問題
・ 経営戦略を構築する時の問題設定。 (将来生じるかもしれない損失に関するもの) ・ 「もし・・・ならば」といういわば条件付き設定の問題。 (未来のある条件下における問題) ・ 経営レベルの問題領域。 ・ これまでやってきとこととは無関係に設定されるので「 創る問題 」と言える。
設定型問題には2つのタイプがある。
①. 開発型の問題 : 新しい機会を作るケースで、新規の開発に伴い生じるリスクの問題。 例 : 新しい事業分野に参入する事業の多角化。
②. 回避型の問題 : 将来のさまざまの危険を予想してあらかじめ準備しておくための問題。 危機的状況(クライシス)に対応する場合。 例 : 自然災害、戦争、テロなどに備える場合。
☆ リスクには2通りある。
①. 内生的リスク : 自分たちが何かを計画し、行動を起こすことに伴うリスク。 例 : 合併に伴うシステム障害
②. 外生的リスク : 自分たちに責任がなくても起こるリスク。 例 : 自然災害、金融恐慌。
3タイプの問題と領域.pdf